美術部全国合宿の特徴

美術部の合宿は、毎年夏に全国から約80人もの中高美術部員たちが1カ所に集まる大規模行事です。

この全国合宿は10年以上行われており、最初は「絵描きの町」と呼ばれる三重大王崎で行われました。

2015年からは淡路島に合宿場所を移して継続されています。

 

全国合宿は各地域の美術部が直接集まり交流できる他とない機会です。

3泊4日間、淡路島の自然を五感いっぱいで感じ楽しみながら、風景を写生したり、インスピレーションを得て制作したり、映像や写真作品を制作したり、学生たちはその場所でしかできない事を模索しながらそれぞれの制作をします。

また、高級部生たちは自身の作品制作だけでなく、地域まぜこぜでチームを編成し、3日目の晩にチームごとに「展示」をし発表までします。

進行も学生たち主体で行われるのが特徴です。教員たちはあくまで見守ることしか許されません。

子どもたちは地域や学年を超えて、切磋琢磨する良きライバルであり、一緒に場をつくる仲間であり、表現者としてお互いを高め合い尊重しあいながら、濃厚な表現活動の4日間を過ごします。

合宿が終わったあとも、学生たち同士の関係性は自然と続いていきます。

 

美術部の全国合宿は、子どもたちが表現について向き合い、ぐっと大きく、たくましく成長できる大事な場となっています。

 

美術部合宿についてのエッセイ(雑誌セセデ2019.11月号に掲載)


過去の合宿の様子

 2019年8月(第14回) 3泊4日 淡路島

2018年8月(13回)

3泊4日 淡路島

2017年8月(12回)

3泊4日 淡路島


2016年8月(第11回)

3泊4日 淡路島

 

2015年8月(10回) 

3泊4日 淡路島


2000年代 三重大王崎、静岡、長野など

80〜90年代 三重大王崎など